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努力点


平成31年度 学校努力点の推進

1 主 題


  聞く力を高め、考えを深められる子の育成
 
   〜目と耳と心できく意識をもつ千種っ子を目指して〜


2 ねらい


 
昨年度より本校では、「聞くこと」を通して話の要点をまとめたり、聞いた内容と自分の考えの相違を判断したりして、相手を理解しようとする聞き方を身に付けさせたいと考え、実践を進めてきた。その結果、ワークシートを利用して、聞いたことをメモしたり、自分の考えをもったりする児童の姿が見られた。また、少人数による話し合い活動を取り入れることで、一人一人の意見を聞き、自分の考えを友達に伝えることができるようになった。さらに、どの授業においても、ハンドサインの活用を通して、聞くことに対して自分の考えを示す児童の姿が見られるようになってきた。

 しかしメモを取りながら相手の意見を聞く力がまだ不十分であったり、自分の意見をハンドサインなどで示すことができていなかったりして、相手を尊重した聞き方がしっかりとできていないことが分かった。また、相手の意見を聞きながら、自分の意見との相違を比べ発言する話し合い活動を充実させることもできていなかった。

 これらのことから、本年度は手立てを明確にした実践を行い、その成果と課題について研究を深めていきたい。具体的には、教師の話や読み聞かせなど、「一方向に聞く場」と、話し合い活動などによる「双方向に聞く場」を通して、「メモの活用」を評価に取り入れて学習を進める。「メモの活用」により、音声を言葉や単語として書き、形に残す活動を取り入れ、児童が自分の意見との相違を比べ、相手を尊重しながら意見を伝えるための一助としていきたい。

 このような活動を通して、目と耳できく意識をもたせ、相手の意見と自分の意見を比べて考えを深めたり、考えの相違に気付き、考え方を広げたりすることができると考える。そして、これまで以上に全校児童が互いを思いやり、自分を大切にするように相手を尊重することができ、自分の考えを深めることができると考える。

3 研究内容

@年に2回の聞き取りアンケートを行い、聞くことに対する児童の傾向や課題を明らかにしたり、 成果を確認したりする。
A児童の課題を克服するために実際の授業での指導方法を工夫する。
B「一方向に聞く場」「双方向に聞く場」「メモの活用」を工夫し、要点をつかみながら聞いたり、 様々な感じ方があることに気付いたりさせ、聞く意識を育てる。